地下空間を彷彿とさせるユニークなフィットネススタジオ:Impact Performance

デザイナー大江俊介が創り出す、日常から別世界へと誘う空間

日常から別世界へと誘うユニークなフィットネススタジオ「Impact Performance」。その設計者である大江俊介は、地下空間を彷彿とさせる神秘的な世界を創り出しました。4階建ての建物は、各階ごとに異なる雰囲気を持つ空間となっており、まるで自分自身がファイターであるかのように体を鍛えることができます。

「Impact Performance」の特徴的な要素は、日常生活から別世界へと誘い出す空間造りにあります。建物の外観はニューヨークのブルックリンを思わせるスタイルで設計され、内部は地下空間を思わせる神秘的な世界が広がっています。4階建てのこの空間は、各階ごとに異なる雰囲気を持つよう設計されています。

この建物は、黒を基調としたダークな色調で統一されています。天井はデッキベースのペイント仕上げ(スケルトン)、壁はモルタルの荒塗り、ペイント、レンガ、ALCパネルベースのメッシュフェンシング、床はコンクリート、ラバーシート、ビニールシートで仕上げられています。

プロジェクトの範囲は215平方メートルで、フィットネスクラブとして設計されています。大江俊介とライティングデザインの須藤夏希によるチームが設計を手掛けました。

建物は4階建てで、各階ごとに異なるインテリアデザインが施されています。これにより、トレーニングする世界観が異なる空間が提供されています。プロジェクトは2019年7月から2020年2月までの期間で、大阪で行われました。

建物の中心部には1階から4階までを結ぶ階段があり、ホールの階段から各階に直接アクセスできるようになっています。これにより、すべてのトレーナーにとってシンプルで明確な流れ線が提供されています。各階は効率的かつ効果的に配置され、ユーザーの安全を確保し、トレーニング機器のプライベートスペースを提供しています。また、ユーザーがトレーニングにモチベーションを感じるためには、照明と音響が重要な要素であり、これらもデザインに考慮されています。

このデザインは、2022年のA'インテリアスペース、リテール&エキシビションデザイン賞でアイアン賞を受賞しました。この賞は、プロフェッショナルで産業要件を満たすように設計され、実用的で革新的な創造物に授与されます。業界のベストプラクティスと適切な技術特性を統合し、達成感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献することが評価されています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: SHUNSUKE OHE
画像クレジット: Photograph : TETSURO GOTO by ISOLA Inc.
プロジェクトチームのメンバー: Interior design : SHUNSUKE OHE / Lighting design : NATSUKI SUDO
プロジェクト名: Impact Performance
プロジェクトのクライアント: Shunsuke Ohe


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